金正垠
山形にはそば打ち体験が出来る所がいろんな所にある。その分山形はそばが美味しくて有名な所だ。私は韓国でもよくそばを食べたりしたし、好きな食べ物を聞かれたら「そばです!」と答える程大好物だったので、山形に来てこの県の名物の一つはそばだということを知ってとても嬉しかった。
今日は月山あさひにある「大梵字」という所に行ってきた。山形から車で約1時間30分かけて着いた「大梵字」は、「私今日本にいるんだな~」という実感をたっぷりとさせる雰囲気の建物だった。こういう建物で関心する自分に気づいて、どうして外国人が韓国の韓屋や古宮などを観て楽しむかについて、今になって分かる気がした。
予約した時間にちょうど合わせて到着したので、すぐ手を洗ってそば打ちをする準備をした。(大梵字ではここ、あさひ産のそばを使用するんだそうだ。)
いざ、そば打ち始めましょうか!
そばは先にそば粉の練りから作りはじめるが、練りをする器がものすごく大きくて、まるでキムチを漬ける時に使うたらいみたいだった。
そば粉をまぜあわせる時には、ただまぜるのではなく、まるで指をくま手みたいにしてまぜあわせるのがポイントだ。
そして水を入れる時も最初と中間、最後に分けて入れないといけないし、水の量も少しずつ変えないといけない。特に水の量の調節が一番重要なポイントで、そこは先生に助けてもらった。
そばは食べる時はするする食べれるけど、作る時はかなりややこしい食べ物なのだ。手間がかかる食べ物であるほど美味しいと聞いたが、やはりそばが美味しい理由はここにあったかと納得した。
練りが終わってからは四角く伸ばしていった。そうしないと、たたんで切る時にきれいにできないからだ。切る時はそば専用の包丁で切っていった。初めて見た時、包丁がすごく脅威的な形をしていてびっくりした。普段はこういう形の包丁は見ることも使うこともないからだ。
また、包丁と一緒に使う板も用意した。一定な太さのそばの秘密はここにあった。普段、韓国で手打ちと言えば太さが一定ではなくて、あ~手打ちなんだな、と分かるのだ。それで、切る時にただ切っていくんじゃないかなと思ったが定規の役割をする板で測りながら切っていった。もちろん、先生は上手に手早く切っていったが、私はそば一本一本ゆっくりと丁寧に切っていった。
全部切り終わったら、ついにそばの完成だ。
できたそばの半分はすぐ食べれるように厨房で茹でてもらえる。残った半分は持ち帰れる。
私が作ったそばはどういう味なんだろう?太さが心配なんだな~と期待半分、心配半分で待っている間にそばが出てきた。そばが大きいざるに広げられていて太さが目立ったけど、立派にできた私のそばを見たら・・・・。味は文句なしに美味しかった。
普段、家でも料理をあまりしない方だったから、自分が作った料理を食べれて感激だった。それにそばは一般の料理教室では教えてもらえないので、とても貴重で面白い経験だった。
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