公益財団法人山形県国際交流協会 AIRY

お知らせ

🎉【機関紙AIRY101号から】県内国際交流関係団体へのインタビュー NPO法人芸術文化振興市民ネット新庄

NPO法人芸術文化振興市民ネット新庄理事の鶴沢さんにインタビューを行いました。

日本語教室のようす

■NPO法人芸術文化振興市民ネット新庄とはどういう団体ですか?

新庄地域の生涯学習や芸術・文化活動に関する事業を実施することなどによって、文化振興や地域の活性化に寄与することを目的に設立した団体です。新庄市民プラザなどの指定管理も行っているほか、事業の一環として日本語教室や外国人交流事業を実施しています。

■日本語教室について、最近クラスを増やされたと聞きましたが

技能実習生の増加に伴い、地元企業から「週末に教室を開催してほしい」との要望を多くいただいていたため、今年から日曜日のクラスをスタートさせました。木曜夜のクラス、日曜午前のクラスを合わせると全部で25、6人の学習者を受け入れています。教室に通う技能実習生は前向きな方が多く、実施側としてもやりがいを感じていますし、とても楽しく教室を運営しています。

■外国人交流事業についてはいかがですか?

日本語教室を実施するだけではなかなか交流もできないし、受け皿としても不十分な面が大きいと考えていたところ、令和3年度にAIRYと共催したサポーター養成講座の実施後、受講者による日本語ボランティアのグループができました。そのグループが日曜日の日本語教室を実施しているほか、「こういう事業はどうか、ああいうこともしたい」と様々な交流事業を企画するなど、取り組みがどんどん広がっているところです。

■最上地域に住んでいる外国出身の方々について、現状は?

日本人の配偶者としてこちらに来られた方の高齢化が進む中で、技能実習生が増加しています。10年後には状況ががらっと変わる可能性があるため、将来を見据えて多文化共生施策を進める必要があると思っています。