金正垠
山形県は、大きく置賜・村山・最上・庄内の四つの地域に分かれている。今日はその中で山形の北東にある最上地域の新庄に行ってきた。新庄まつりの華とも言える山車(屋台)パレードを観るためだ。一緒だった知人は、「新庄は山形新幹線の終着駅である新庄駅がある所だけど、実は街に人があまりいない、ものすごく静かな街だ。でも、新庄まつりの日になると、ここが私が知っていたあの新庄かよ~と思うくらい賑やかになる。」と言った。
新庄まつりは、毎年8月24日から26日までの3日間にわたって開かれる。山車パレードは初日の24日に行われる。山車は歌舞伎や歴史物語の名場面を再現したもので、等身体の人形や龍、花の木などで派手に飾られているのが特徴だ。
パレードが始まる前に、去年選ばれた優秀山車を展示している、「新庄ふるさと歴史センター」に寄った。展示場に入った瞬間、山車の大きさと派手さに圧倒された。山車に近づいてみると、人形があまりにも人間にそっくりで怖かった。それほど人形は精巧な技法で作られていた。調べてみたら人形だけは専門家が作るのだそうだ。だが他の部分は、アマチュアの市民達が作ったということを聞いて、もっと驚いた。このように新庄市民がこのまつりを楽しんで愛してきたおかげで250年間続いてきたのではないのかなと思った。
午後7時になると、20台の山車が新庄市内をパレードするが、夜の山車パレードのきらびやかさは言葉にはできないくらいだった。新庄ふるさと歴史センターで見た山車も十分華やかだったが、やっぱり夜に光に彩られてもっと華やかになった山車は美しかった。今年の夏は、花火のシーズンに韓国に行っていて花火を見れなかったが、代わりにこのように動く夜景を見ながら夏を素敵に終えて良かった。
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